桐生高校同窓会
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同窓会役員

     「時の流れ」    





群馬県立桐生高等学校
第3代校長
髙橋 浩昭

 同窓会の皆様には、本校の教育活動に多大なご理解、ご助力をいただき、ありがとうございます。本校生徒への物心両面でのご支援に心より御礼申しあげます。
 桐生の地で再び奉職することができ、光栄に存じております。思い起こせば、最初の着任は三十一年前の平成四年でした。その年は旧桐高三年五組の副担任として、また三年生の日本史の授業担当として、生徒のすばらしさを実感しました。大運動会や授業・ホームルームを通じて、生徒の思いやりや気遣い、主体性などに感銘を受けました。平成五年からの三年間、そして同十年からの二年間は正担任となり、進路指導や校史編纂といった業務を担当しました。
 当時、バブル崩壊後の景気減退が続く一方、Windows95の発売を契機にパソコン利用が拡大したり、ポケベル全盛期を経て携帯電話が普及したりするなど情報化が進んでいました。とはいえ、生徒はまだ昭和世代と変わらない気質を残していた気がしています。自分自身の目で見て感じた上級生の姿・意気込みを手本としながら自分たちで考え、やってみようとする気概に溢れていたように思います。
四半世紀が経過し、元号は平成から令和となりました。世の中は、完全に情報社会となりました。蓄積されたデータに、日常が左右されることが当たり前になりつつあります。天気予報に代表されるように、データから未来を予測することが増えました。悪い結果をもたらすかもしれない「危機」を管理することが求められるようにもなりました。
 それにもかかわらず、不安を感じる生徒が増えたように感じています。わからないのが当然だった昔と違って予測できることが増えた結果、自分がどうなるのかわからないことにストレスを感じるのかもしれません。
自己の可能性を信じ、チャレンジ精神をもって未来を牽引する生徒を育てようと取り組んでいるところです。今後もご理解とご支援をお願い申しあげます。



         

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